2022年9月17日に「超多様性トークショー!なれそめ」にモデルや支援団体の運営などでご活躍中の土屋光子さんがご出演されます.
土屋さんは,幼少期より抜毛症と呼ばれる自分の毛を抜いてしまう病を抱えています.
成長しても抜毛症は改善されず,症状により頭髪が薄くなり悩みを抱えたまま過ごしていたようです.
しかし,2016年にご自身のブログにて抜毛症であることを公表しました.そして現在は「表現者」としてご活動されています.
前向きに生きている土屋光子さんですが,これまでの経歴や旦那さんについてなどまとめていきたいと思います.
本記事では以下についてまとめています.
- プロフィール
- 経歴
- 夫について
- 抜毛症への向き合い方
それではご覧ください^^
プロフィール
まずは,土屋光子さんのプロフィールです!
名前 | 土屋光子(つちやみつこ) |
生年月日 | 1980年 |
趣味 | 映画鑑賞,読書,お酒飲みに行く,企画を考える |
特技 | アイディア,企画立案 |
所属 | Alopecia Style Project Japan |
年齢は2022年で42歳となります.
また,前述したように抜毛症により頭髪を一部失ったことで悩んでいたのですが,2016年に抜毛症を公開してからは,アーティスト活動を行ったりなどしています.
そして,髪をなくした女性や子供のコミュニティとしてAlopecia Style Project Japanという団体を設立し,代表として活動を行っています.
また,夫は日本舞踊家の尾上菊紫郎さんで,お子さんがお2人います.
抜毛症の発症
土屋光子さんは小学2,3年生のころに抜毛症を発症したと語っています.
きっかけは,7つほど年が上の姉が枝毛を探して髪を抜いているのを見て自分も髪を抜いたのがきっかけだそうです.
そして,その時の「痛気持ちいい」感覚にはまってしまい日常的に抜いてしまうようになったそうです.
抜毛症とは
抜毛症は,正常な毛を抜いてしまう精神障害とさています.
発症者が全く自覚せず,無意識のうちに毛を抜いている場合もあるようです.
そして,数年経っても症状が治らない人もいるみたいです.
抜毛症のタイプは毛を抜く感覚を求めて抜いてしまう「焦点化型」と無意識に抜いてしまう「自動化型」に分けれれるそうです.
発症の原因は,様々な要素が合わさって発症しますが,明確な一つの原因はないとされています.
以前は,ストレスなど精神的な要素が原因であると考えられていましたが,最近では神経細胞と脳のコミュニケーションの一部の支障により起こるという説も提唱されています.
しかし,現状ではどちらも原因の推測となっており,正確なメカニズムは解明されていません.
原因はストレスではなかった
土屋さんは,幼いころから両親が不仲な家庭で育ちました.その後,小学校高学年になるころに両親が離婚するまでは家庭がギスギスしていたそうです.
そのため,家庭環境のストレスのせいで毛を抜いていると思われていたそうです.
しかし,周囲の抜毛症の原因を探るような目線に違和感があったようです.
「表現者」までの道のり
土屋さんは2016年9月9日に自身の頭を剃り,そして抜毛症であることを公表しました.
それから「表現者」として髪のない自分でも自由に,そして前向きに生きているということを世に知らしめ,同じような苦悩を抱えている人に勇気を与えています.
ここにたどり着くまでの経歴を簡単にまとめました.
- タレント活動
- 歌手活動
- ヘアメイク,化粧品販売,エステティック技術
- マナー講師,ヘアメイク講師
- 報道発表,営業など
- 芸者として活動
- 彫刻リンパサロン営業,インナーケアサプリメント,化粧品販売
- サロンづくり,伝統文化振興事業などのイベントプロデュース法人を設立
非常に様々なことに挑戦してきたようですね!
そして後に,芸者としての修行を積んでいた時の先生と32歳の頃に結婚することとなります.
抜毛症であることを公表するまで
土屋さんは幼いころから抜毛症を持っていましたが,それにより毛髪がないことに悩んでいました.
そして,髪のない頭を隠すために様々な対策をとってきました.
それは,分け目を変えるなどから始まりましたが,それでは隠せなくなったころからウィッグを購入し着用するようになりました.
しかし,ウィッグは消耗品であることや高価なこともあり,結構な出費となっていました.
また,出産や結婚などにより自分の時間を取れなくなったことやウィッグの出費,このまま隠し続けることなど様々なストレスから,ウィッグ生活自体にもストレスを感じるようになったそうです.
そして,髪がないことを理由にして物事をあきらめること,そして,抜毛症の原因を探ることをやめ,共に生きていくことを選択したのです.
そして,髪を剃ることを旦那さんに打ち明けました.
尾上菊紫郎さんのユーモラスな返し
髪を剃ることを夫の尾上菊紫郎さんに伝えた土屋光子さん.
そこで,菊紫郎さんのユーモラスな返しにとても救われたそうです.
髪を剃ることを伝えた際に「結婚しているけれど,尼さんみたいでいいね」と返してくれたそうです.
「髪は女の命」という言葉もありますが,髪がない自分を肯定したい思いがあったそうです.
そして,「治さない」という選択をしました.
「治さなくていい」ということを自ら実践して,同じ悩みを持つ人に示したいという気持ちがあったようです.
そうして,髪がないことは自分らしさであると前向きに生きていくことにしたのです.
支援団体の活動
土屋さんは現在,Alopecia Style Project Japanという団体で髪をなくした方と社会をつなぐという活動をしています.
そしてアーティストとして露出することでこの活動を認知してもらえるように動いています.
ボールドヘアモデルとして活動することで,同じように悩みを持つ人から反響があり,同じくアーティストとして活動する方とともにその存在感を発揮しました.
アーティスト活動に加え,instagramなどSNSでもご活動を広めています.
髪がないことを受け入れて生きることも,克服することも,どちらの選択も間違っていないことを発信し,そして,数々の悩みを抱えている人たちに勇気を与えています.
まとめ
表現者として活躍中の土屋光子さんのまとめでした!
- 1980年生まれで年齢は42歳(2022年)
- 夫は日本舞踊家の尾上菊紫郎さん
- 抜毛症を「治す」ではなく「個性」として共に生きていくことを選んだ
- ASPJという団体で同じ悩みを持つ人達と社会との繋がりを生む活動をしている
- インスタなどでも活動を広げる取り組みをしている
支援団体を通じて髪のない女性や子供たちと社会の繋がりを生み,そして勇気を与え続けています.
そうして,多様性を認める社会を発展させるその一歩として歩み続けています.
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